よく聞かれることに、コーチングとティーチングの違いがある。
私がお伝えしているのは・・・

ティーチング(教える)は、与えるサポート
コーチングは、引き出すサポート

知識をスキルを与えるティーチング。
新人さんや、新しい仕事をするときには、仕事を覚えるまで、誰かに教えてもらうことが必須。
知識やスキルを与えてもらうことで、相手は成長する。

一方、コーチングは、相手から「引き出す」

何を?

思考力
やる気
強み
客観性
行動力
アイディア

などなど・・。

ある程度の仕事ができるようになった時に。
今度は

「自分で考え行動する」
「失敗から学ぶ」
「現状を整理する」
「自分の強みを使う」
「やる気を作る」

などの成長を促すのが、コーチング。

ティーチング(与える)のままだと、最終的には、池の中で口を開けて餌を待つコイのような人材になる。

言われたことはやるけど、それ以外は動かない
教えてくれるのをただ待っている
自分で考えずに、何でも教えてもらおうとする

なので、ある程度成長したら、ティーチングにコーチングをプラスする。

「これはこうするんだよ」という会話を
「これ、どうすると思う?」

に変えていくんです。

ほか、

「君ならどうする?」
「今回の件を、次回にどう活かす?」
「君の得意なことで勝負するとしたら?」
「どんなアイディアが考えつく?」

など、教える代わりに、引き出していく。

ティーチングとコーチング。
人の成長のステップには、どちらも必要なんです。

部下指導、人材育成だけでなく
子育てにも使えるので、ぜひトライしてみてくださいね!


まい先生(中村舞)/ コーチング&傾聴力の女王

マイコーチングオフィス代表。札幌在住。企業研修講師&プロコーチとして活躍(15年で5,000人以上を指導)。コーチングの要素を取り入れた思考力を引き出す研修や、傾聴力で個人の本質(自分軸)を引き出すセッションには定評があり、全国にクライアント多数。まい先生の名で親しまれている。