例えば、静かにしてほしい時。
「うるさい」「だまってて」「今はしゃべらないで」
なんて言葉を伝えると、「否定された」「怒られた」って思われてしまいます。
そうすると、相手からの反発がきたり、嫌な気持ちになって怒りを現す人もいるかも。
目的は、「静かにしてもらうこと」
ならば、わざわざこんなきつい言葉を使わなくても、「静かにしてね」でいいわけなんです。
もう少し「ひねり」を入れるなら、こういう注意に、やっぱりユーモアを混ぜてみる。
「今は口にチャックの時間だよ~」なんていう言葉、私は大好きです。
あとは、にっこり笑って「○○さんの素敵な声がここまで聞こえてますよ」というのもいいかも(*^^*)
私たちは、何らかの目的を持って相手と会話しているはずです。
これを理解してほしい、これをお願いしたい、これをやってほしい、など。
その目的が達成される可能性のある言葉や伝え方をするのが、一番ベストなはずなのに・・
ともすると、目的のためではなく、その場の感情(怒りや不満など)の発散の言葉を発していることが、多々あるはずです。私もあります。
どの言葉が、相手に突き刺さるのか、いやな思いをさせるのか。
どの言葉が、相手に届くのか、相手を動かすのか。
そのことをできるだけ忘れずに、仕事でもプライベートでもコミュニケーションすること・・。難しいけど、人と良い関係を築く・相手に気持ちよく動いてもらうために必要な視点です。
自分がこう言いたいから・・・ではなく、「相手はどう言われるとどういう行動に出るのか」を考えるのが、コミュニケーション上達の秘訣です。